ペット産業の市場規模・統計・その他データソースリスト
当サイトを運営するペット保険のアイペット損害保険(株)が、業務上ペット産業に関するデータを調査する際に参考にしている情報ソースを公開します。
2015年度のペット関連総市場(末端金額ベース)は前年度比101.5%の1兆4,720億円と推定されており、(出典:矢野経済研究所「ペットビジネスマーケティング総覧2017年版」)微増傾向にあります。一見すると変化に乏しくも見えるのですが、市場内では地殻変動が起きています。猫の飼育頭数が犬の飼育頭数を逆転しましたし、ペットがコンパニオンアニマル(家族)として扱われるようになるにつれて、プレミアムフードに代表されるような高単価商材が売れるようになってきています。
ペット産業に関する調査データはそれほど多くありませんが、マクロ動向を掴むには十分な情報を集めることができます。下記に上げた情報ソースの他、ニュースでも頻繁にペット関連の消費傾向が取り上げられていますので、併せてご確認ください。
無料ソース
http://xn--fdkyb3b9c9354b6eta.com/
・ペット産業に限らず、各種産業のレポートが横断的に検索できるサイト
・保険会社の研究所等、企業が発行するレポートまで含めて検索できる点が大変便利
全国犬猫飼育実態調査:一般社団法人ペットフード協会
・消費者調査に基づき、毎年犬・猫の飼育頭数等を調査している
・近年、猫の数が犬を上回りそうだということで話題に
ペットフード流通量調査:一般社団法人ペットフード協会
・犬・猫別にペットフードの流通量を経年で確認することが出来る
・犬の飼育頭数が減っていることに伴い、近年出荷量は減少傾向
・ただし、本統計から読み取れないものの、高単価のプレミアムフードが台頭してきていることもあり、市場規模自体は減っていない
ペットフード産業実態調査の概要:農林水産省
・一般社団法人ペットフード協会が調査したペットフードの出荷金額がレポートにまとめられており、ペットフードの市場規模を知ることができる
ペット用品統計調査:日本ペット用品工業会
・犬、猫、魚、その他小動物など多岐に渡ってペット用品についての出荷金額が掲載されている
動物用医薬品等販売高年報:動物医薬品検査所
・「動物用医薬品、医薬部外品及び医療機器製造販売高年報」、「各種抗生物質・合成抗菌剤・駆虫剤・抗原虫剤の販売高と販売量」等が掲載されている
商業統計:経済産業省
・事業所数、従事者数、年間商品販売額、等の統計を確認できる
工業統計:経済産業省
・ペット用飼料の出荷金額統計を確認できる
e-Stat:総務省
・政府統計の総合窓口(e-Stat)」は、各府省が公表する統計データを一つにまとめ、統計データの検索をはじめとした、さまざまな機能を備えた政府統計のポータルサイト
・「家計調査年報」という調査内に、ペットフードや動物医療、愛玩動物・同用品の項目があり、これらに支出される額の世帯平均値が掲載されている
・なお、最新のデータで上記項目の合計額は約16,000円ほどである
家庭どうぶつ白書:アニコムホールディングス
・ペット保険の大手アニコム損害保険(株)が発行する、主にペット医療に関する統計データ集
犬の登録頭数と予防注射頭数等の年次別推移:厚生労働省
有料ソース
ペット関連市場マーケティング総覧:富士経済
・毎年発行されるペット関連産業の市場規模データ集
・フード市場規模データに加え、主要プレイヤーリスト、市場シェア等が収録されている
ペットビジネスマーケティング総覧:矢野経済研究所
・上述の資料と同じく、毎年発行されるペット関連産業の市場規模データ集
・各市場のデータに加え、主要企業各社の企業情報が掲載されている
専門誌など
PETS REVIEW(旧:ペット経営):野生社
・ペット産業の最新トレンドを紹介する雑誌(電子書籍のみ)
ペット産業の会社が発表した資料
市場調査をする際には、上場企業が発表するIR資料が参考になります。市場動向や市場規模のデータ等が掲載されている場合がありますので、参考にしてみてください。
(ペット関連事業を持つ上場企業のIR資料ページへリンクします)
エコートレーディング:ペットフード、用品の大手卸
ユニ・チャーム:ペット用品大手
日本動物高度医療センター:二次診療専門の動物病院(「成長可能性に関する説明資料」、に市場データが多く掲載されています)
アニコムホールディングス:ペット保険大手